大橋機長が作成したテキスト。操縦経験がない参加者のために、実際のマニュアルを参考にわかりやすく整理。このテキストを説明するオンラインのビデオ教材も用意された。
写真提供:JAL
FFSのセッションの前後には1時間ずつのブリーフィングが行なわれた。「ただ飛ばしてみました」ではなく、次に向けての課題や改善点などが指摘される。
ツアーで使われた767のFFS(手前)。国土交通省から最高位のレベルD認定を受けており、実機に代わって訓練や試験、審査を行なうことが認められている。
訓練では参加者が左席で操縦を担当し、現役の機長が右席で副操縦士役を務めながらサポート。さらに教官席にも現役の機長という豪華な顔ぶれ。
羽田ランウェイ34Lに着陸。この日は3回目のFFSだったが、前回指摘された点などもしっかりと改善されているなど、教官も驚くほど上達していたという。
参加者の斉藤範明さん。偶然ツアーの存在を知り、3日間考えたうえで、「こんな機会は二度とないかもしれない」と申し込んだという。
前例のないツアーを成功させた、左からジャルパックの室崎五郎さんと、田中景子さん、そしてJAL運航訓練部の筌口夏希さん。
ツアーを提案したボーイング大橋 篤 機長。
企画実現に尽力した石川 宗 機長。石川機長は767に乗務するかたわらで、運航訓練部価値創造室の室長も務めている。
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