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A350 Photo: Charlie FURUSHO
ニッチャートラベルのポイントのひとつが、参加者同士でも交流が楽しめること。全国各地から集まった皆さん。「ベースは〇〇空港です」「北風の日は午前11時まで羽田の離陸機が自宅の上を通ります」。ほぼ全員が1人参加だった今回のツアーだが、こうしたマニアックな自己紹介で場はすぐに和んだ。
そしてチャーリィ氏が登場! まずは普段のお仕事について、月刊エアライン編集部でも知らないような秘伝のエピソードの数々を披露。その後、参加者からのQ&Aも交えながら、話は“海羽田”での撮影のコツに移っていく。
「天王洲ヤマツピア」に停泊するこの日のシップ、“ジーフリート号”。エアコン完備の広い船室に屋上デッキ、さらに男女別のお手洗いも装備する。比較的大きい船のため揺れづらく、船酔いや撮影時のフレームアウトの心配が少ないのが嬉しい。
デッキは船で一番高いところにあるため、周囲を遮るものがなく、機体が視界にある限り追い続けることができる。それにしてもこの日は天気と視程が良好で、完璧な撮影日和だった。
空港の北東沖は、RWY34R離陸機の“ひねり”を撮るのに絶好の場所。撮影時はひねりの終盤が順光だったため、腕が痺れるまで望遠レンズで追いかけた。
展望デッキからは遠いD滑走路も、船なら近くまで行くことが可能。離陸機が目の前でエアボーンし、120度の方向へ急旋回していく様子に、ついつい連写が止まらなくなる。
天王洲への帰路では、船を運航するジールのスタッフが航路周辺の見どころを解説。途中、豪華客船とすれ違うシーンも。この周辺は羽田でヒコーキを撮影していると背景に映り込む景色だけに、今後の撮影の楽しみがまたひとつ増えた。
撮影後の交流会では、この日の成果に限らず、操縦免許の話やカメラの話など多岐にわたる話題で盛り上がっていた。
当日はチャーリィ氏も参加者と一緒に撮影。その作品の中から2点をピックアップした。普段撮れないアングルからの撮影はもちろん、360度見渡せる船上ならではの環境を生かし、さまざまな表情の雲との絡みも楽しめる。
Photos: Charlie FURUSHO
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