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気になるキャビン〜JALボーイング777-300ER ビジネスクラス編

新しい国際線フラッグシップ、エアバスA350-1000がデビューしたJAL。
一方でこれから気になってくるのは、置き換えられていくボーイング777-300ERがいつまで飛んでくれるか、ということだ。
今のうちに乗っておきたいJALの777-300ER。
今回は国内線での運航なら「クラスJ」の購入で乗れるビジネスクラスのキャビンを紹介しよう。

文:『航空旅行』編集部 写真:深澤 明
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 ボーイング777-300ERのビジネスクラスは「JAL SKY SUITE」と呼ばれ、シート配列は2-3-2の横7席。隣り合う座席を前後にずらして配置するスタッガード型を採用することで、全席からの直接通路アクセスを実現している。
 背もたれは水平の位置まで電動でリクライニングしてフルフラットベッドになり、そしてシートを囲む高めのパーティションが、プライベート感覚の高い半個室の空間を実現した。さらに2-3-2とすることで、窓側、通路側、中間席と座席の選択肢が増え、乗客の好みや同行者の数などによって最適な座席が選べるようになっている。
 一人旅の乗客に人気なのは、やはり左右の窓側席(A・K列)で、隣席との間の電動式のプライバシーパーティションを閉めると、扉こそないものの、個室に匹敵するプライベート空間になる。もちろん窓からの景色も独り占めできる。
 通路側の席は客室乗務員とのコミュニケーションがとりやすい。また友人同士や夫婦・カップルなど2人で利用するなら、通路を挟んだ隣同士でC・D列またはG・H列がおすすめ。間に通路があることで密着しすぎることなく、絶妙な距離感になる。
 通常は敬遠されそうな中央の3席の中間席(E列)は、窓側席と同様、パーティションを閉めると誰からも邪魔されない空間になるプライベート感覚の高さと、左右の通路に直接出られるというアクセス性のよさで、意外と一人旅の乗客に人気がある。家族や友人など3人で搭乗するときも、中央の3席は横並びになるのでベストシートになるだろう。

 収納はオーバーヘッドビンの他に、オットマン下に大型の収納スペースを確保されている。収納で一つ難点を上げるとすればサイドテーブルがあるのは通路側席だけで、あっても狭いことだが、このあたりは最新のエアバスA350-1000ではしっかりと改善された。
 なお、現在は羽田〜福岡線など、国内線にも投入されているが、「クラスJ」を購入することで搭乗することができる。

 

新しい国際線フラッグシップ、エアバスA350-1000がデビューしたJAL。 一方でこれから気になってくるのは、置き換えられていくボーイング777-300ERがいつまで飛んでくれるか、ということだ。 今のうちに乗っておきたいJALの777-300ER。 今回は国内線での運航なら「クラスJ」の購入で乗れるビジネスクラスのキャビンを紹介しよう。

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