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4号機到着!JALエアバスA350-1000のキャビンガイド

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90度引き上げることができるレッグレストに注目!

プレミアムエコノミークラス

PY _seat

 もとよりJALのプレミアムエコノミーは他社の同クラスと比べても快適性が高いが、新シートはそれをさらにブラッシュアップした印象だ。シートピッチと座席幅は従来と変わらないものの、個人用モニターは16インチに大型化し、レッグレストが90度まで上がるのは画期的で、リクライニングも電動で操作できるようになった。充電設備としてはUSB Type-Cが新たに装備され、これによりコンセント、USC Type-Aも加え、3か所から充電できる。
座席タイプ:Fixed back機構
シートピッチ*:約107cm(42インチ)±0cm (777-300ERとの比較)
座席幅*(アームレスト間):最大約48cm(19インチ)±0cm(同)
個人用画面サイズ:16インチ+3.9インチ(同)
*一部座席を除く

PY_monitor
従来比1.3倍になった16インチの個人用モニター。画質は4K対応で迫力ある映像を楽しめる。ヘッドフォンはこれまで通りSONY製のものが用意されているほか、私物のヘッドフォンもBluetoothで接続できる。
PY_legrest
レッグレストは座面と同じ水平の高さまで上げることができ、より好みの姿勢を取れるようになった。
partition
隣席の方の視線が気にならない大型プライバシーパーティションを設置し、プライバシーが大きく向上。
さらに磨きがかかった世界最高水準の居住性

エコノミークラス

Y_seat

 エアラインサービスの格付けを行っている英・SKYTRAX社から、6期連続で「ベスト・エコノミークラス・エアラインシート」を受賞しているエコノミークラスは、その評価に相応しいスペックと装備に進化。まず、シートピッチは「新・間隔エコノミー」のコンセプト通り、エコノミークラスでは最大級となる約84〜86cmが維持され、個人用モニターは4K対応の13インチに拡大、ゆったりシートで豊富なコンテンツを迫力ある映像で楽しめる。個人用モニターの充実はフライトタイムが長い路線における娯楽として重要なポイントだが、それをゆとりあるシートで鑑賞できるのはJALのアドバンテージだ。

座席タイプ:リクライニング機構
シートピッチ:約84〜86cm(33〜34インチ)±0cm (777-300ERとの比較)
座席幅*:約46cm(18インチ)+1cm(同)
個人用画面サイズ*:13インチ+2.4インチ(同)
*一部座席を除く

Y_seatpitch
現行コンセプトを継承し、広いシートピッチを確保。また背もたれはロングフライトでも疲れを感じにくい角度にあらかじめ設定されていて、座った瞬間からリラックスできる。
Y_monitor
従来比で約1.3倍に大きくなった13インチ4K個人用モニター。充電設備はビジネスクラス並みで、各席にコンセントのほか、Type-AとType-CのUSBの3か所を用意している。
Y_pocket
シートポケットにはメッシュ状の小物入れもついていて、機内に持ち込んだ手荷物をスッキリ収納できる。
JALが欧米線に投入する新しいフラッグシップ、エアバスA350-1000が順調に増加しています。 8月1日には4号機となるJA04WJが到着し、ニューヨーク線に続き、ダラス・フォートワース線も8月29日からデイリー運航となる予定です。 ここでは改めてA350-1000のキャビンを解説しましょう。 ※この記事は『航空旅行vol.47』(2023年10月発売)から再編集したものです。

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