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祝!就航15周年、知って得するフジドリームエアラインズのサービス

静岡に本社を置き、名古屋・小牧空港も拠点としながら、北は札幌、南は鹿児島まで幅広いネットワークを構築しているのがフジドリームエアラインズ(FDA)です。
7月23日に就航15周年を迎え、明後日16日の10時からは片道最安6000円のセールも開始します。
この記事でサービスを予習し、実際に乗ってみるというのはいかがでしょうか?

文:『航空旅行』編集部
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FDAの運航機材、エンブラエル170/175は1機ごとに色が異なります。カラフルな機体は空港でも目立ちます。
Photo:FDA

小さいのに広いエンブラエル170/175

 まずはFDAの機材ですが、ブラジル製のリージョナルジェット、エンブラエル170(E170)と、E170よりも胴体が1.8m長い同175(E175)の2機種を使用しています。エンブラエルはリージョナルジェットでは世界的大手で、E170/E175も1000機近く生産されているベストセラー機です。日本ではJALグループのジェイ・エアもE170と、胴体を延長したE190を採用しています。
 機体の特徴は、胴体断面が円を二つ重ね合わせたような形になる“ダブルバブル構造”を採用したことで、リージョナルジェットですがキャビンは広めでゆとりがあります。オーバーヘッドビンには45×35×20㎝サイズのキャリーバッグを収納可能です。
 キャビンは普通席のみで、滑らかで手触りのいいソフトレザー製のシートが2-2の横4席でレイアウトされています。座席幅46.3㎝、シートピッチは約79㎝で、これはクラス最高水準です。大きな窓が目線の高さにあるのも特徴で、外の景色も存分に楽しめます。

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キャビンは2-2の横4席で、E170は76席、E175では84席が設定されています。
Photo:Akira Fukazawa
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シートピッチ(座席の前後間隔)は約79㎝です。窓側のシートの支柱を直接壁と接合する構造とすることで、足元の空間が広くなっています。
Photo:Hiroyuki Kashiwa
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テーブルも大きめで使いやすいです。手前側がアールを描いており、圧迫感を軽減しています。
Photo:Akira Fukazawa

お菓子やパンも無料提供、路線限定の特別サービスもあり

 FDAは機内サービスも充実しています。まず、無料のドリンクサービスがあり、コーヒーは「カルディコーヒーファーム」と「(株)トミヤコーヒー」のいずれか、緑茶は「ハラダ製茶」と「伊藤園」の2種類、さらにリンゴジュースから選ぶことができます。
 またドリンクだけでなく、お菓子やパンが無料提供されるのも特徴で、全路線を対象としたサービスではシャトレーゼの焼き菓子「梨恵夢 バター風味」がサービスされるほか、リクエストベースで馬場製菓の風味豊かな静岡産茶葉を使った手作り飴ももらえます。また一部の早朝便ではクロワッサン(この場合、「梨恵夢 バター風味」は提供されません)が提供されます。
 さらに注目したいのは、路線や便限定のサービスもあることです。青森発名古屋(小牧)行きのJH362便と、出雲発名古屋(小牧)行きのJH412便では青柳総本家の「ういろう」、福岡発静岡行きのJH144便ではしずおかマルシェの「静岡バターサブレ」が提供されます。期間限定のサービスもあり、最近では4月25日から5月25日までの1か月間、名古屋(小牧)発高知行きのJH943便で菓子処 青柳の「土左日記」がサービスされていました。この期間限定サービスは就航地の名物が用意されるので、もし対象のフライトに乗ることができればラッキーですね。

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機内では本社のある静岡にゆかりのあるドリンク類をメニューに加えているほか、お菓子なども無料で提供されます。
Photo:Shunji Nakai

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国内線普通席ではFDAだけ、紙の新聞をサービス

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