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狙いは6月26日!退役間近のオリエンタルエアブリッジのDHC-8-200に乗ろう!

長崎空港を拠点にして、長崎県の離島を結ぶオリエンタルエアブリッジのボンバルディアDHC-8-200が、6月30日の運航をもって完全退役します。
よって営業便として乗れるのは残り1週間しかないのですが、本日、6月22日14時時点での空席便を調べました。
本稿執筆時点での狙いは、6月26日の長崎~壱岐線です!

文:『航空旅行』編集部 写真:深澤 明
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JA803B
オリエンタルエアブリッジの最後のDHC-8-200となったJA803B。

オリエンタルエアブリッジの前身は長崎航空、1961年に設立

 オリエンタルエアブリッジの前身は1961年6月に設立された長崎航空で、現在の社名には2001年に変更されました。社名からもわかる通り長崎県をはじめとした、長崎県内の企業も出資する地域密着エアラインで、ボンバルディアDHC-8-200は2001年に導入されたあと、長崎空港をベースに対馬、壱岐、五島福江などを訪れる人はもちろん、住民の足としても活躍してきました。DHC-8-200は普通席のみで、39席が設定されています。機体構造上、右舷前方の席が向き合うボックスシートになっているのと、最後列のシートが5席並びになっているのがキャビンの特徴です。
 DHC-8-200の運航路線はいずれもフライトタイムが短いので、キャビンクルーは1名乗務しているものの、機内サービスはキャンディの提供だけです。ただ、シートポケットには路線図や就航地の観光情報などを掲載した機内誌の「ルートマップ」が入っているので、遊覧飛行気分で眺めてみるのもおすすめです。

JA803B_cabin
ボンバルディアDHC-8-200のキャビンは普通席のみ、39席の設定です。
routemap
DHC-8-200は短距離路線での運航で、高度もそれほど高くならないので、晴れていれば機内誌の「ルートマップ」とともに遊覧飛行気分が味わえます。

6月22日14:30時点での空席がある便

 さて、このたび退役するDHC-8-200ですが、オリエンタルエアブリッジでは、3機(JA801B、JA802B、JA803B)を導入しました。最後に残ったのは老朽化したJA801Bを置き換えるために2020年10月に導入されたJA803Bです。一見、2020年導入であれば、まだ新しいのでは?と思ってしまいますが、すでにこの時、DHC-8-200は生産を終了しており、JA803Bは1999年製の中古機でした。一般的に旅客機の寿命は20~25年ですので、寂しい気持ちはありますが、真っ当な退役とも言えます。
 運航最終日となる6月30日は、長崎~対馬、長崎~五島福江、長崎~壱岐の3路線で運航されます。ただ最終日は、この記事を書いている時点(6月22日14:30時点)では、対馬発長崎行きのORC 52便に、空席が1席あるのみで、他は満席でした。ただ、退役4日前になる6月26日にもDHC-8-200の運航はあるようで、長崎~壱岐線の往復(ORC43便/ORC44便)には7席以上の空きがありました。最後に乗っておきたいという人は、この便が狙い目です。とはいえ、座席数39席の小さな飛行機ですので、この記事を読んだら、すぐの予約をおすすめします。

長崎空港を拠点にして、長崎県の離島を結ぶオリエンタルエアブリッジのボンバルディアDHC-8-200が、6月30日の運航をもって完全退役します。 よって営業便として乗れるのは残り1週間しかないのですが、本日、6月22日14時時点での空席便を調べました。 本稿執筆時点での狙いは、6月26日の長崎~壱岐線です!