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ブリヂストン、ボーイング737-8/737NG向け次世代タイヤ供給、着陸可能回数20%以上向上
ブリヂストンは、ボーイング737用次世代タイヤの供給を開始。着陸可能回数を約20%以上向上させることで、機体稼働の最大化やタイヤ交換頻度削減による業務負荷軽減、CO2排出量削減に貢献する。
ブリヂストンは10月27日、独自の材料技術とフライトデータを用いたシミュレーション技術を組み合わせた最適設計により、摩耗性能を大幅に向上させたボーイング737用タイヤの供給を開始したことを発表した。
新商品は、従来品対比で着陸可能回数(ランディング数)を約20%以上向上させており、国内線などで頻繁に離着陸を繰り返す運航形態における機体稼働の最大化や、タイヤ交換頻度削減によるメンテナンス現場の業務負荷軽減、さらにCO2排出量削減に貢献するとしている。
同社はパートナー航空会社から提供された膨大なフライトデータと独自のシミュレーション技術を組み合わせ、さまざまな条件下での評価と検証を実施。今回供給を開始したタイヤは、摩耗性能向上による価値創造を協働したパートナー航空会社の機体から装着を開始しており、運航オペレーション改善に貢献している。同社は今後も国内外の航空会社への拡大を進めるとともに、2027年以降は対象機種を拡大していく方針である。
今回発売されたのは737-8と737NG(-700/-800/-900)向けのメイン(主脚)用ラジアルタイヤ(APR04470、H44.5×16.5R21)となる。現行技術「RRR」(トリプルアール)による高い耐久性を維持しつつ、新トレッドゴムと接地状態を最適化した形状を採用している。
材料面では、独自の材料技術「ナノプロ・テック」を活用し、カーボンブラックの補強性と分散性が向上した新たなゴムを採用した。これにより、航空機の着陸や地上走行時におけるタイヤの摩耗バランスが総合的に改善され、耐摩耗性能が大幅に向上した。タイヤ1本あたりの着陸可能回数が増加したことで、タイヤ交換に伴う機体のダウンタイムを低減し、効率的な運航による機体稼働の最大化と経費削減を支える。
耐偏摩耗性向上のため、フライトデータとシミュレーション技術を組み合わせ、滑走路での離着陸や誘導路での地上走行など、航空機特有の路面との接地状態を最適化し、さまざまな条件下でもより均一な接地を実現。一部の運航路線で発生していたタイヤの偏摩耗が20%以上改善されたとしている。偏摩耗に起因する急なタイヤ交換のリスクを抑制することで、航空機の運航遅延リスクを低減し、定時運航率向上と、計画外の交換作業削減によるメンテナンス現場の業務負荷も軽減される。
サイドウォール形状はケース耐久性を高め、リトレッドを含めたタイヤのトータルライフを向上させるために最適化。すり減ったタイヤのトレッドゴムを貼り替えるリトレッドタイヤは、新品タイヤの約80%の材料を継続使用できる。
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