ニュース
スカイマークの国際チャーター便、神戸=台北で就航!
スカイマークとして久々に運航する国際線は、今年春に国際化が実現した神戸空港からの台北線だった。スカイマークの新展開を予感させた記念セレモニーの現場報告!

成田=サイパン線以来の国際線運航。さらなる成長への一歩!
スカイマークは10月4日、神戸=台北(桃園)の国際チャーター便を運航し、出発前に神戸空港第2ターミナルで就航セレモニーを実施した。今年4月18日に供用を開始した第2ターミナルだが、本邦航空会社による運航は初めてで、スカイマークとしても2019年の成田=サイパン線以来となる国際線運航となった。
神戸空港第2ターミナル1階ロビーで行なわれたセレモニーには、スカイマークの本橋学 社長をはじめ、今西正男 神戸市副市長、関西エアポート、台湾観光協会などの関係者が出席。本橋社長は「チャーター便はさらなる成長への大きな一歩」と挨拶し、今回の国際チャーター便が同社にとって重要な位置づけであることを強調した。
出発ロビーでは関係者や搭乗客が見守るなか、神戸華僑総会による「布袋戯(人形劇)」の上演も行なわれた。搭乗ゲートでは、搭乗客にオリジナルパッケージの蜂蜜紅茶などが記念品として配付された。


計4往復/8便を設定、西日本の拠点空港の新たなネットワーク戦略に
初便の使用機材は、台湾でも人気のキャラクター「ピカチュウ」の特別塗装機「ピカチュウジェットBC1」(ボーイング737-800型機、登録記号JA73AB)。ほぼ満席の搭乗率で、定刻どおり9時25分にドアクローズ、同41分に離陸した。台湾・桃園国際空港には日本時間12時6分に着陸し、同14分にスポットイン。約3時間のフライトとなった。
今回のチャーター便は、神戸発が10月4日〜7日、帰路の台北発が7日〜10日の計4往復8便を設定。前半が日本発の出発便、後半が台湾発の帰着便として構成されている。台湾からの観光需要を見据えた試験的運航という意味合いもある。
スカイマークは現在、神戸を西日本の拠点空港として位置づけ、国内12空港24路線を展開。国際線の運航再開は、同社の今後のネットワーク戦略を象徴する動きとなった。
