連載
日没直前の到着 ~ 芳岡 淳が撮ったこの一枚
文:芳岡 淳
写真:芳岡 淳

月刊エアラインをはじめ数々の媒体で活躍する航空写真家が撮った一枚の写真。それぞれに、さまざまな背景があります。本連載ではそうした写真に関する一言コメントとともに、フォトグラファー渾身の一枚を紹介していきます。
初の訪問であったルクセンブルク。
地元スポッターの皆さんの温かなサポートもあり、充実した時間を過ごすことができました。
撮影も終盤を迎える頃、1機のカーゴルックスの747-400Fがアシガバートから飛来。
既に太陽は低い高度まで下がっており、目の前に来る頃には機体半分が影に入ってしまいました。
撮影時はボツカットになると考えていましたが、見返してみると太陽があたった部分と影の部分の明暗差で通常の夕景写真よりもメリハリが感じられます。
そして目の前を焦点距離24mmで機体がいっぱいに入る距離で通過する747-400F。1日の締めに贅沢な瞬間でした。
2025年9月 ルクセンブルク空港

芳岡 淳
1994年生まれ。神奈川県横浜市出身。 小学生の頃、北海道への家族旅行で747-400Dに搭乗したことで旅客機撮影が趣味に。2015年からは積極的に海外へ遠征し、世界中で747-400を中心に旅客機や貨物機を追いかける撮影スタイルを展開。
関連キーワードもチェック!