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JAL、羽田空港で恒例の七夕イベントを開催 乗務員や整備士も参加し、子どもたちと祈願

JALが各地の空港で展開する七夕イベントが今年も開催。羽田空港では例年よりも規模を拡大し、スタッフが園児とともに祈りをささげ、多くの人々の想いを空へとつないだ。

文:本誌編集部 写真:本誌編集部
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 JALは7月7日、羽田空港第1ターミナルにて「JALグループ七夕祭り」の一環となる七夕イベントを開催した。1982年に始まり、毎年恒例となっている同イベントは、今年で43回目を数えた。会場となった南ウイング8番カウンター付近には、訪れた利用者が書いた短冊が結び付けられた笹のほか、ベルトスタンドにも七夕飾りがしつらえられた。

 全国57の国内空港と36の海外空港で展開されている同イベントだが、今回の羽田空港では例年よりも規模を拡大。スペースを広くとったほか、これまで現場職員はグランドスタッフのみであったところを、今回は運航乗務員や整備士、グランドハンドリングスタッフなど、多職種の社員が一堂に会して一緒に祈りをささげた。浴衣を着用した同社スタッフの姿もあった。

3曲のお歌を披露した「アンジュ保育園」の園児たち。

 イベントでは、羽田空港内にある「アンジュ保育園」の園児(年少~年長の19名)たちが、七夕にちなんだ歌『たなばたさま』『きらきら星』『アイスクリーム』の3曲を元気いっぱいに披露。また、司会スタッフから園児に対し、短冊に書いた願い事についてインタビューが行なわれた。質問された2名はそれぞれ、「CAになれますように!」「空を飛びたいです!」と堂々と答え、利用者や関係者から温かい拍手が送られた。その後、園児たちは参加したJALスタッフとともに笹に飾りつけ。抱っこしてもらい高いところに結び付けたり、合間に会話を楽しんだりする場面も見られた。

浴衣を着用したJALスタッフとともに短冊を飾り付ける園児たち。

 昨年の奉納枚数は約2万3,000枚だったが、今年も同様に多く集まっているという。期間中(7月1日~7日)に集まった短冊は、宮城県仙台市の大崎八幡宮へ奉納される。

園児に願い事のインタビューをする司会スタッフ。
「翼に、願いを。」と書かれた短冊に願いを書き、笹に飾り付ける園児。
飾りつけを終えた園児と交流するパイロット。
イベントにはパイロット、客室乗務員、整備士、グランドハンドリングスタッフ、グランドスタッフが参加した。
園児によって飾り付けられた短冊。
イベントに参加したパイロット。「自分自身、こうしたイベントへの参加は初めて。子どもたちと触れ合って、心が洗われました。」と語った。
イベントに参加した客室乗務員は「お子さまたちの元気なお歌を聞いて、涙が出そうになりました。季節のイベントはとても大切な機会です。」とした。
JALが各地の空港で展開する七夕イベントが今年も開催。羽田空港では例年よりも規模を拡大し、スタッフが園児とともに祈りをささげ、多くの人々の想いを空へとつないだ。