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今こそ乗るべき!デルタ航空のボーイング767-300ERで行く羽田〜ホノルル線

アメリカのメガキャリアであるデルタ航空は、羽田〜ホノルル線にボーイング767-300ERを投入しています。767はJALやANAも使用しているのでお馴染みですが、エアバスA350やボーイング787といった後継機が増えてきていることもあり、その活躍の場は近距離路線が中心になってきました。その点、デルタ航空のホノルル線は767のフライトをたっぷり堪能できる貴重な路線といえます。

文:『航空旅行』編集部 写真:桑田英彦 Photo by Hidehiko Kuwata
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デルタ航空のホノルル線は、日本発着路線の中では貴重なボーイング767の長距離路線です。7月14日発売の『航空旅行vol.51』で取材していますので、こちらの記事もお楽しみに!

貴重な767のロングフライト路線

 デルタ航空は2025年現在、ボーイング767-300ERを39機運航しています。機数だけ見ればまだまだ存在感が大きいですが、それでも新型機であるエアバスA350-900の導入が進んでおり、ホノルル線以外の羽田〜シアトル、ロサンゼルス、デトロイト、アトランタ、ミネアポリス線は、A350-900で運航されています。
 767は、日本でもJALやANAが運航しているので、お馴染みの機体だと思います。ただこちらもエアバスA350やボーイング787の活躍の場が広がることで、現在は国内線や近距離国際線がメインのフィールドになっており、767-300ERは約1万km飛べるものの、この実力をたっぷり堪能することはできません。よってデルタ航空のホノルル線は、767のポテンシャルを体感できる貴重なロングフライトといえるでしょう。

デルタ航空767-300ERのキャビン仕様

 さてデルタ航空の767-300ERですが、キャビンは全面リニューアルされています。よってクラシカルな雰囲気を期待して搭乗すると、やや意外に感じるかもしれません。ただ、ホノルルまでは日本発で約7時間半のナイトフライト、ホノルル発の復路は偏西風の影響もあって約9時間を要するので、むしろ快適性重視の最新シートで良かったと思えるはずです。
 キャビンはビジネス、プレミアムエコノミー、エコノミーの3クラスが設定されています。
 ビジネスクラスの「デルタ・ワン」は全席から通路アクセス可能な1-2-1のスタッガード配列で、ベッド時は全長が約195cmになるフルフラットシートが装備されています。プレミアムエコノミーは「デルタ・プレミアムセレクト」といい、2-2-2の配列でレッグレスト付きのシートが用意されています。シートピッチは約96cmです。エコノミークラスは、シートは同じながら、前方の3列はシートピッチが通常のエコノミークラス「メインキャビン」よりも広い「デルタ・コンフォートプラス」です。「メインキャビン」はシートピッチが約79〜81cmであるのに対し、「デルタ・コンフォートプラス」は約86〜89cmとなっています。
 さて、そんなデルタ航空の767-300ERですが、7月14日に発売する『航空旅行vol.51』で取材しました。太平洋を横断する名機での旅を誌面でたっぷりお届けします。お楽しみに!

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ビジネスクラスの「デルタ・ワン」はフルフラットシートで、全席から直接通路アクセス可能なスタッガード配列になっています。シートの快適性は他の機材と比べても遜色ありません。
HNL
屋上にガラス張りの管制室があるこの建物を見るとハワイに来たなと感じます・笑。なお、ホノルル国際空港の正式名称は「ダニエル・K・イノウエ国際空港」といい、この空港名はハワイ出身で日系アメリカ人初の連邦上院議員あるダニエル・K・イノウエさんにちなんでいます。
アメリカのメガキャリアであるデルタ航空は、羽田〜ホノルル線にボーイング767-300ERを投入しています。767はJALやANAも使用しているのでお馴染みですが、エアバスA350やボーイング787といった後継機が増えてきていることもあり、その活躍の場は近距離路線が中心になってきました。その点、デルタ航空のホノルル線は767のフライトをたっぷり堪能できる貴重な路線といえます。

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