本物の超音速旅客機“コンコルド”に触れられるという感動
現在発売中の『航空旅行 2025 NEW YEAR』では、ニューヨークのハドソン川沿いに位置するイントレピッド博物館も取材しました。
その中でも、特に旅客機ファンの目を引くのが、伝説的な超音速旅客機“コンコルド”の展示です。
大西洋横断最速記録を持つ機体
イントレピッド博物館は、航空機や宇宙開発の歴史に触れられる魅力的なスポットです。ここには、実際にブリティッシュ・エアウェイズで活躍したコンコルド、登録記号G-BOADが展示されています。G-BOADは、最速の大西洋横断記録である2時間52分59秒を達成した機体であり、コンコルド以降、超音速旅客機が実用化されていない現在、その記録は当面の間塗り替えられることはないでしょう。
イントレピッド博物館のコンコルド展示の最大の魅力は、その美しいデザインを間近で体感できる点にあります。シャープなノーズと流れるような機体ラインは、まさに機能美の極みです。有料ではありますが、時間指定の機内見学ツアーに参加すると、ブリティッシュ・エアウェイズで運航されていた当時のままの客室や、未来的な計器類がぎっしり並んだコクピットを直接目にすることができます。
見学ツアーでは、実際にコンコルドの座席に座りながら、博物館の学芸員による技術的な詳細や歴史の解説を聞くことができます。なぜコンコルドの開発が始まったのか、どのようにして超音速飛行が可能になったのかといった、エンジニアリングの深層を学ぶ貴重な体験ができるでしょう。
超音速の旅を夢見た人々の情熱が詰まったコンコルド。その運航にまつわるエピソードや、超音速飛行がいかに旅行の概念を変えたのかを知ることで、旅への感動がさらに深まります。イントレピッド博物館は、航空ファンのみならず、旅行好きのすべての人に訪れてほしいおすすめスポットです。
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