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9月27日に就航した、トキエア3路線目の新潟=中部線に乗った!

日本の国内線シーンに“新潟基点”という新しいネットワークを構築しているトキエア。今年から札幌丘珠、仙台と展開してきた翼は、ついに中部国際空港にも。その初便にチャーリィ古庄が乗った!

文:チャーリィ古庄 写真:チャーリィ古庄
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9月27日朝、新潟空港での就航記念セレモニーで花束を受け取るトキエア代表取締役の長谷川政樹氏。

新潟=名古屋間の移動利便性を高める、まずは週4日での運航

 新潟を拠点にATR72-600を運航するトキエアは、9月27日より新潟=中部線を週4日、1日2往復で新規就航させた。運航日は月・金・土・日曜日(機体整備のための計画運休日あり)。

 就航当日の新潟空港ロビーでは、新潟空港ビル社長をはじめ、国土交通省新潟空港事務所長、日本航空新潟支店長などが出席して盛大な出発式が行なわれ、テープカットや花束贈呈で祝った。

 新潟と名古屋を結ぶ空路という意味では、従来からフジドリームエアラインズ(FDA)が県営名古屋空港から就航しているものの、中部発着路線は現在このトキエアのフライトのみ(ANAは運休中)。そんななか、陸路では多大な時間を要する両都市間の移動の利便性がさらに向上することになる。

 中部行きの初便となったBV401便に投入されたのは2号機である登録記号JA02QQで、薄曇りの新潟空港RWY10をテイクオフした。

新潟空港ターミナルビル内のトキエア・カウンター。
中部初便にアサインされたのはJA02QQ。現在、セントレアに乗り入れる唯一のATR機でもある。
新潟空港を離陸するJA02QQ。名古屋への移動にトキエアの中部線という選択肢が加わった。

中部国際空港では唯一のATR機

 新潟空港から離陸後、柏崎市付近までは日本海沿いを飛行。そこから内陸へと変針し長野市や松本市の上空へ。山々を越えてゆく途中から残念ながら乗機は雲に包まれてしまい、機窓の景色を楽しむことはできなかった。しかし晴れた日なら、ジェット機よりも低く飛ぶATRの窓からは絶景が見られるはずだ。ちなみにこの日の飛行高度は16,000フィートであった。

 機内では2名の客室乗務員により搭乗証明書などの就航記念品が配付され、離陸後1時間5分で中部国際空港へ到着。滑走路から出たJA02QQは歓迎の放水アーチを受けてスポットイン。新しいエアライン、しかも中部では唯一のATR機での乗り入れとあって、展望デッキからは多くの人がトキエアの到着を写真に収めていた。

トキエア 新潟=中部線スケジュール

BV401便:新潟(09:10)発→中部(10:30)着
BV403便:新潟(13:10)発→中部(14:30)着
BV402便:中部(11:10)発→新潟(12:25)着
BV404便:中部(15:10)発→新潟(16:25)着
※いずれも月・金・土・日曜運航

中部国際空港へと着陸したBV401便。放水アーチで迎えられた。
初便に乗務した客室乗務員。新たな路線の開設により、今後さらに多くの乗客を迎えることになる。
日本の国内線シーンに“新潟基点”という新しいネットワークを構築しているトキエア。今年から札幌丘珠、仙台と展開してきた翼は、ついに中部国際空港にも。その初便にチャーリィ古庄が乗った!

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