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JAL、A350 向けの没入型訓練装置を採用

JALは、A350を運航する航空会社として世界で初めて、エアバスのVPTを採用した。

文:本誌編集部
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 エアバスは9月10日、JALがコンピューターベースのA350用没入型訓練装置「ヴァーチャル・プロシージャ・トレーナー(VPT)」を導入したことを発表した。

 エアバスが開発したVPTは、航空会社の機体に合わせて調整した仮想現実空間を提供。飛行手順や異常事態を想定した訓練を、インタラクティブな操作が可能なリアルな環境で受けることができ、パイロットの技術力と習熟度の強化に効果的だという。また、柔軟性が高く、時間や場所に縛られない訓練が可能なため、訓練の中断を減らすことで、訓練費用や機体の非稼働時間を削減し、コスト効率の向上も見込める。

 JALはA350を運航する会社として、世界で初めてエアバスのVPTを採用。今回導入したA350用VPTは、エアバスが提供する「MATeスイート (Mobile Airbus Training experience)」を活用し、システム訓練や練習の一環として使用する。初回のVPT訓練コースにはJALのパイロット12名が参加予定で、契約期間は5年間となる。

JALは、A350を運航する航空会社として世界で初めて、エアバスのVPTを採用した。

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