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「工作室」は、基本作業と呼ばれる締結作業やリベッティング作業の訓練を行なう部屋だ。工具とともに、練習台が設置され、希望者が自主的に練習できるようになっている。
訓練用の保護眼鏡ほか、イヤマフ・ゴーグルにマスクにハンマーほかが整然と並んでいる。
施錠された棚にも訓練に使用する細かな部品が収納されている。締結作業やケーブル作業ほか板金作業など業務ごとにまとめられている。
実際に機材に使用されている素材と同様のワイヤーが張られている。操縦桿から舵面まで伸びており、緩んでいると動きに時間差が起きてしまう。
訓練生がリベッティングの練習をした板。通称・グリーンブックと呼ばれる日本航空技術協会発行の「航空機の基本技術」で求められる品質を学びながらトレーニングする。
「訓練室」には、整備士が自作したボーイング737のフライトシミュレーターが設置されている
女性向けの仮眠室には2段ベッドとリクライニングチェア&自習用デスク2台を完備している
機在庫には整備に必要な道具が整然と並ぶ。持ち出しの際は、PCにバーコードをスキャンして登録。誰が持って行ったのかも分かるようになっており、時間が経つにつれ登録画面のカラーが変化。紛失を防ぐ仕組みを導入している。
ジャッキなどもタイヤ付きで少ない力で移動ができるようになっている。IDG(Integrated Drive Generator)の取り下ろしなどパワーを伴う作業も、ハンドルのエクステンション(延長棒)を使えばスムーズに作業できるという。
「整備士七つ道具」。ライン整備の際は必ずこのポーチを持っていく。中身は六角レンチセットやドライバー、メートル/インチ両対応の定規など。
夜間整備の際には写真のツールボックスを持っていく。なお、機外作業用とキャビン用は分けられている。