製造中のA330。胴体は直径5.64mの円断面で、横に貫くフロアビームから上が客室、下が貨物室となる。
新中央航空のDo228。胴体はほぼ角断面だが、丸みをつけて空気抵抗を小さくしている。メインギアは左右に張り出したスポンソンに格納。
第一航空のツインオッター。低速なのでランディングギアは固定式。胴体下面は丸みを帯びているが、ここには燃料タンクが設けられている。
かつて海上保安庁で使われていたSC-7スカイバン。航空会社では旅客機としても使われており、見事なまでの角断面
後方から見た昔の零式戦闘機。与圧されていない胴体でも、軽量化と空気抵抗の低減を目的に円断面とするものは多い。
高速を狙った500系新幹線も、円断面を採用している。ただし、これでも最大速度は角断面のDo228の巡航速度にはおよばない。
新中央航空で使われていたアイランダー。胴体下側の角には丸みさえつけられていない。機内に通路はなく各列にドアがある。
TOP連載一覧無駄のない角断面と、無駄を活かした円断面 ~ 連載【月刊エアライン副読本】