連載

大きなヒコーキファンのオトモダチが、『幼稚園』のスカイマーク付録を作ってみた

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機体を彩るGSEやスタッフの人形を作る

 737-800だけでも十分すごいこの付録ですが、前述の通りTT車とドーリー+コンテナ、そしてスカイマークで働く人たちの人形もついてくるのです。しかもTT車とコンテナは、那覇空港で実際に使われているピカチュウ仕様。お子さんには(筆者にも)嬉しい仕掛けですよね。さらに台紙から残りのパーツを切り抜いていると、スーツケースやカバンも発見。これも貨物室の仕掛け用ですね!

 737を作ってしまえば、車両や人の組み立ては朝飯前。そして完成した付録を、ポスターの上に並べてみました。そのポスターには羽田空港を思わせるターミナルビルや管制塔が描かれるほか、後ろの空を「ピカチュウジェットBC1、BC2」が仲良く飛んでいます。そして地面には、スカイマーク名物のウォーターアートも! 本当に芸が細かい付録です。

完成した付録を、ポスターを背景に並べてみました。スタッフの人形はパイロット、フライトアテンダント、旅客スタッフ、ハンドリングスタッフ、整備士が男女各1人、計10人います。おかげで機体の周りも賑やか!
完成した付録を、ポスターを背景に並べてみました。スタッフの人形はパイロット、フライトアテンダント、旅客スタッフ、グランドハンドリングスタッフ、整備士が男女各1名、計10名います。おかげで機体の周りも賑やか!
スカイマークに乗る際の楽しみの1つ、グランドハンドリングスタッフがエプロンに水で絵を描くウォーターアート。ポスターには那覇空港でよく見られるシーサーのバージョンが描かれています。
スカイマークに乗る際の楽しみの1つ、グランドハンドリングスタッフがエプロンに水で絵を描くウォーターアート。ポスターには那覇空港でよく見られるシーサーのバージョンが描かれています。

楽しみにしていた貨物室の仕掛けで、思わず童心に帰る

 この付録のもうひとつの目玉が、737の胴体にセットした音声ユニット。今回の付録のために収録された機内アナウンスやエンジン音など、5種類の音が流れます。「ポーン・ポーン」というお馴染みのシートベルトサインの音が鳴り、続いて響くエンジンの轟音。自然と機体を手に持って“離陸”させたくなります。

 そしてスタート直後から気になっていた貨物室の仕掛け。「にもつしつ・ふた」はその名の通りふたのように開け閉めができる構造になっていて、スーツケースやカバンを実際に貨物室から積み下ろしできるのです。なんだか楽しくなってしまい、筆者も童心に帰って積み下ろしてみたり、コンテナに乗せてTT車とともに走らせてみたり。大の大人が1人で「空港ごっこ」をして遊ぶ異様な光景。「おうちのひと」が誰もいなくて本当によかったです…。

「手荷物積み下ろしごっこ」をして遊んだ大きなヒコーキファンのオトモダチ。スーツケースやカバンは取っ手もちゃんと付いています。
「手荷物積み下ろしごっこ」をして遊んだ大きなヒコーキファンのオトモダチ。スーツケースやカバンは取っ手もちゃんと付いています。

 何はともあれ、無事に完成した今回の付録。筆者のような大人のヒコーキファンにももちろんおすすめですが、小さなヒコーキファンにとっては、正に夢のような付録でしょう。そういうお子さんがいる方、ぜひ買ってあげてみてください。誌面の「空港で働く人たち」と合わせて、飛行機の安全運航に携わるさまざまな人たちに触れることができ、将来の夢も膨らむと思います。あくまでお子さんのためですからね。お子さんを口実に買って、ヒコーキファンの親御さんが独り占めするのはナシですよ!

完成した付録はモデルプレーンのコレクションとともにインテリアに加わりました。「ピカチュウジェットBC2」の隣に“スポットイン”。
完成した付録はモデルプレーンのコレクションとともにインテリアに加わりました。「ピカチュウジェットBC2」の隣に“スポットイン”。
月刊エアライン編集部の日々のヒコーキ活動をユル〜く紹介する連載「ある日のヒコ活」。小学館が発行する幼児雑誌『幼稚園』最新号の付録がスカイマークの飛行機だったので、XX(トップシークレット)歳の大きなヒコーキファンが実際に作ってみました。

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