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JAL、CO2削減証書を販売する「JAL Corporate SAF Program」
JALは、SAFを活用することにより創出される CO2削減の環境価値を証書化して提供する新たな事業「JAL Corporate SAF Program」を4月から開始。Scope 3に取り組む法人の取り組みを支援する。
文:本誌編集部
JALは3月25日、SAFを活用することにより創出されるCO2削減の環境価値を証書化し、法人顧客に提供する「JAL Corporate SAF Program」を4月から開始することを発表した。
JALはこれまでも、航空機運航による自社の CO2直接排出(Scope1)、および間接排出(Scope2)の削減に取り組んできたが、新たに「自社の活動に関連する他社の排出」、すなわち「Scope 3」の削減に対応した取り組みをスタートさせることになる。
JAL Corporate SAF Programでは、SAFによるCO2の削減率などが記載されたSAF証書からCO2削減量を算出し、データ管理。その環境価値を必要とする法人顧客にCO2削減証書を発行、販売する。この証書は、第三者機関に妥当性確認を受けた透明性、社会的信用性を確保しているとしている。本プログラムにより、貨物輸送や従業員の出張に伴う航空利用実績に基づくCO2排出量を可視化し、削減が可能となる。またこの証書はTCFD、CDPなどが求める CO2排出量削減の開示情報算出に使うことができる。
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