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IHI、航空エンジン出荷前運転試験にSAFを利用&SAF促進に向けた連携協定を締結
IHIは、整備後のエンジンの出荷前試運転に持続可能な航空燃料(SAF)の利用を開始する。また、同社はジョイフル本田、JAL、瑞穂町と「廃食用油を原料とした持続可能な航空燃料製造及び活用の推進に関する連携協定」を締結した。
文:本誌編集部

IHIは、民間航空機用エンジンの整備事業を手掛けている瑞穂工場において、エンジン整備後の出荷前運転試験に使用する燃料として、廃食油などを原材料とした混合バイオ燃料(SAF:持続可能な航空燃料)の導入を決定した。
IHIでは今後、東京都の瑞穂町地域から集めた廃食用油などを原料としたSAFをエンジン整備事業に活用することで、地域としてのCO2排出削減を目指している。
あわせて、瑞穂町とジョイフル本田、IHI、JALは、家庭から出る廃食用油を回収し、製造工場で製品化されたSAF等を活用する、「廃食用油を原料とした持続可能な航空燃料製造および活用の推進に関する連携協定」を9月14日に締結した。
また、ジョイフル本田瑞穂店店頭に廃食用油の回収ボックスを設置することで、町の脱・炭素化推進を図るという。


