出発前には初便の運航乗務員やNCA役員などが横断幕を手に、メディアの記念撮影に応えた。
開放されたノーズカーゴドアから見えるメインデッキ最前方の貨物には、「Back to Frankfurt」の文字とNCA機があしらわれたバナーが掲出された。
搭載作業は順調に進み、最後のパレットは19時50分頃にメインデッキに収められた。貨物の内訳はアムステルダム向けが約84t、フランクフルト向けは約23tだった。
NCAの本間啓之 代表取締役社長。「フランクフルトは欧州最大のロジスティックハブであり以前から再開を検討していた。ネットワークの拡充により、欧州全体のサービスを充実させたい」と語った。
KZ006/KZ055便はほぼ定刻、21時08分に成田空港902番スポットからブロックアウト。関係者が手を振って出発を見送った。
エプロンからA滑走路南端に向けて進むNCAの747-8F、JA16KZ。隣接するスポットでもNCA機への搭降載作業が行なわれていたが、やはり747の美しい佇まいは圧巻だ。
TOPニュースNCA、成田=フランクフルト線を再開。欧州全体のサービス充実へ