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ハワイアン航空、ホノルル=福岡線を含む3路線を運休へ

需要の低迷を受け、ホノルル=福岡線、ソウル(仁川)線、ボストン線を運休。福岡発の最終便は11月19日となる。

文:本誌編集部
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運休する3路線に投入されているハワイアン航空のエアバスA330-200。Photo: Yuta Warrens/AIRLINE

 ハワイアン航空は2025年11月より国際線ネットワークを再編し、ホノルル=福岡(週3便)、ホノルル=仁川(週5便)、ホノルル=ボストン(週4便)の3路線を運休すると発表した。福岡発ホノルル行きの最終便は11月19日を予定している。

 予約済みの顧客には振り替えや払い戻しを案内する。また同社を利用したホノルル=福岡間の移動は今後、自社運航のホノルル=羽田線や関西線を利用し、提携航空会社が運航する便に乗り継ぐ形となる。

 同社のジョー・スプレイグCEOは「路線運休の決断は非常に難しいものである。需要回復のために努力を重ねてきたが、福岡・ソウル・ボストンでは依然として厳しい状況が続いている」と述べた。また、その一方で「東京や大阪との直行便をはじめ、アジアとハワイを結ぶサービスは維持し、需要の高まりに応える」と強調している。

 ハワイアン航空は2024年9月にアラスカ航空と統合。グループとして2026年にはシアトル発着の長距離国際線ネットワークを広げる予定で、それには現在ハワイアン航空が運航するボーイング787-9も活用する計画だ。同社は現在、ハワイで1日200便以上を運航し、諸島間を結ぶ約150便を含めて、米国内外の22都市へ直行便を展開している。今回の再編後も日本(東京・大阪)、オーストラリア(シドニー)、ニュージーランド(オークランド/季節運航)、アメリカ領サモア、タヒチ、クック諸島への週約31便の国際線は継続される。

需要の低迷を受け、ホノルル=福岡線、ソウル(仁川)線、ボストン線を運休。福岡発の最終便は11月19日となる。

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