X Facebook LINE
深夜時の出発となったが、JALのスタッフによるお見送りが実施された。
羽田空港内にあるJALの格納庫前、212番スポットで出発準備をする777-300ER・N3243F(元JA731J)。胴体部分の「JAPAN AIRLINES」のタイトルは白くペイントされたほか、主翼下の登録記号が消されている。
尾翼に掲げた鶴丸ロゴも白く塗装されており、機体外観にJAL機であった形跡は残っていない。
売却を担当した調達本部 航空機材・整備調達部 整備グループの大家彰悟さん。入社時は技術職で、JA731Jの整備も担当したという。
元JA731Jは午後11時49分、212番スポットを出発。コクピットからは売却先のフェリーパイロットが手を振って見送りに応えた。
誘導路を進む機体に向かって、ペンライトを振って見送るJALのスタッフ。タキシングする元JA731Jからは、長年にわたり国際線の雄として活躍した機体らしい貫禄が感じられた。
翌5日の午前0時8分、羽田空港RWY16Rから中継地点であるホノルルに向けて離陸した。