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レベルDの認定を受けたスカイマークの737 MAX 8のFFSで、夕刻の羽田空港RWY34Rにアプローチする。時間帯や天候は自由に設定することができる。
FFSは実機に対してコストや環境負荷が低く、天候などにも左右されずに訓練できる。また実機で行なうには危険な異常事態なども模擬できる。
実運航ではまず行なうことがない45度バンクの急旋回をお願いしてみた。人口音声による「bank angle」という警告が鳴り響く。
ボーイング737-800のFFS
現行の737-800のFFSにおける、副操縦士任用訓練の様子。ディスプレイの数と大きさが異なるが、基本的な手順は同じになるように設計されている。
正面パネルのディスプレイは7.1インチ×6面から15.1インチ×4面に変更されており、ギアレバーやスタンバイ計器などは中央に移設されている。Photo: Yuta Warrens/AIRLINE
737 MAXでも最新型から装備できるようになったばかりのタッチパネル式CDU。将来的な新機能にも対応しやすいというメリットがある。Photo: Yuta Warrens/AIRLINE
後方にはコントロールパネルを備えた教官席を配置。天候や機体のトラブルなどをここから設定することができる。
取材にご協力いただいた、スカイマーク運航本部 訓練審査部の新井茂一教官(手前)と、2名のパイロット訓練生。新人パイロットは737 MAX導入後もしばらくの間、まずは737-800で副操縦士昇格をめざす。