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JALふるさとアンバサダー6期生、新たに13名の客室乗務員が着任!

JALグループには、公募により選ばれた客室乗務員が自身の出身地、あるいは、ゆかりある地域の活性化のために現地に移住して、支店などに勤務しながら活動する「JALふるさとアンバサダー」の制度がある。活動開始は2020年8月、今年度は新たに6期生が加わり、そのフレッシュな顔ぶれがJAL本社に集った!

文:深澤 明 写真:深澤 明
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新任された13名の『JALふるさとアンバサダー』のみなさん。着任のオリエンテーション後に希望に満ちた表情を見せてくれた。

今年度からはJ-AIR客室乗務員も6名参加!

 2025年度で6期生となる『JALふるさとアンバサダー』の新任者13名の着任オリエンテーションが4月14日、JAL本社にて行なわれた。

 JALふるさとアンバサダーは「地域を元気に! 笑顔をつなぐ! “JALふるさとプロジェクト”」の一環として、客室乗務員のうち自身の故郷や、ゆかりのある地域の活性化のために仕事をしたいという想いを強く持ったメンバーを社内公募にて募集。実際に日本のさまざまな地域に移住して、JALの各拠点に勤務しながら、これまで培ってきた知見を活かした地域資源活用のコンテンツ創出や商品開発、地域課題に対する企画の提案などを行なうという取り組み。

 2025年度は前年度から継続して活動する11名に、新任の13名を加えた計24名体制で臨む。特筆すべき点としては、今年度からJ-AIRの客室乗務員が初めて参加していることだ。しかも6名と、JALふるさとアンバサダーの1/4を占める。

 北海道・東北・中部・西日本・九州の5つのエリアに分け、札幌・帯広・青森・仙台・新潟・名古屋・大阪・京都・高松・高知・徳島・岡山・広島・松江・福岡・大分・熊本・鹿児島・長崎・奄美にそれぞれ配置される。

「もっと腰を据えて、地域の皆さまのお役に立ちたいです」

 J-AIRからの参加で長崎への配属が決まった香月椎捺(かつき しいな)さんは2013年入社。以前、地域産業支援を目的とした機内販売企画に参画したことがあり、地域の活性化といったテーマに興味があったという。「もっと腰を据えて、地域の皆さまのお役に立ちたい」と、社内公募に参加した理由を語った。
 不安がないわけではない。地上での業務は初めてで、かつ営業的な動きも未知の世界だ。しかしながら、ふるさとアンバサダーの活動を通じて、「機内でお会いする利用者の方たちと笑顔で接することができるのも、地上での業務を含めて、いろいろな方の日々の活動の結果があるからこそという実感が、さらに湧くのではないかと考えています」と想像している。そこで感じたことやふるさとアンバサダーで得た経験を、他のJ-AIRの客室乗務員にも伝えていきたいと語る。

「まだまだ可能性がたくさん、知られざる京都の顔をお届けしたいです」

 京都に配属された中村優希(なかむら ゆき)さんは2016年入社のJAL客室乗務員だ。
 担当エリアには滋賀県も含まれており、「京都も滋賀もまだまだ可能性がたくさんあります」と目を輝かせている。伝統工芸品がお好きということで、歴史や伝統文化を通じて新たな地域の魅力を発信していきたいと考えている。特に京都は神社やお寺のイメージが強いけれども、「海や森などの自然の豊かさやお茶の文化など、さまざまな取材などを通じて知られざる京都の顔をお届けできたら」と豊富を語ってくれた。

 2020年度から発足した『JALふるさとアンバサダー』。この5年間の活動を経て、役割は確実に広がっており、地域産品の商品開発など経済的価値の創出にも貢献している。JALは非航空事業でも昨年度は増収を記録。JALふるさとアンバサダーもその一端を担っているといっていい。今後のさらなる活動領域の拡大が期待されている。

JALグループには、公募により選ばれた客室乗務員が自身の出身地、あるいは、ゆかりある地域の活性化のために現地に移住して、支店などに勤務しながら活動する「JALふるさとアンバサダー」の制度がある。活動開始は2020年8月、今年度は新たに6期生が加わり、そのフレッシュな顔ぶれがJAL本社に集った!