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就航控えるANAの第3ブランド「AirJapan」。オールエコノミーの客室などお披露目

 2月9日の成田=バンコク線でデビューするANAグループの第3ブランドエアライン、AirJapan。2月6日、その機体と機内が成田空港のANA格納庫で披露された。

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AirJapanは2月9日の就航を控え、機内外を報道関係者に公開した。

 AirJapanは2月6日、2月9日の就航を控え、初号機の機体を公開した。機体はANA機として運用されていたJA803A。12月2日に中国・厦門へとフェリーされ、約2か月の整備・改修を終えて、1月26日に日本に帰ってきた。

 外装は白いベース色に、AirJapanのロゴをビルボード・タイトル風に配置。垂直尾翼はブランドカラーである藍色と曙色が目立つデザインとなっている。

 注目される機内は、最前方と最後方のギャレー以外はすべてシートを配置したオールエコノミー324席仕様。第2/第3ドア付近のギャレーやラバトリー、ANA機時代には最後方にあったラバトリーやクルーレストも撤去され、最大限にシートを配置した特徴的なレイアウトに生まれ変わっている。

AirJapan塗装に一新されたボーイング787-8、JA803A。

 先述のとおり2月9日に成田=バンコク線に就航したのちは、2月22日に成田=ソウル(仁川)線、4月を予定している2号機(JA801A)の受領後は4月26日に成田=シンガポール線と路線を広げていく。

 お披露目会にあたってあいさつした峯口秀喜 代表取締役社長によると、バンコク線の初日は満席。その後もバンコク線、韓国線ともに好調だという。そのうち4分の3は、同社がブランド発表当初からターゲットにしていたインバウンド旅客だという。

 AirJapanでは、タイの市場に対しては同国でユーザーが多いFacebookを活用して告知をするなど、就航地の事情に合わせたマーケティング戦略をとっている。こうしたマーケティングには、ANA運航便にも乗務して現地滞在をする客室乗務員が大きな力になっているそうだ。

オールエコノミー324席の客室は、ギャレーが最前方と最後方のみということもあって見通しがよい。
シートにはブランドカラーである曙色のスティッチが施されている。
事前予約機内食。タイの人にも好まれることを意識した本気の和食をラインナップしている。
「結び」や「重ね」といった和のテイストを取り入れた客室乗務員の制服。1便あたり7名が乗務にあたる。
 2月9日の成田=バンコク線でデビューするANAグループの第3ブランドエアライン、AirJapan。2月6日、その機体と機内が成田空港のANA格納庫で披露された。

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