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ZIPAIR、サンタクロース姿の西田社長が出発客をお見送り。クリスマスイベント実施

クリスマスの12月25日に日本を出発する搭乗客を、サンタクロースがお見送り。記念撮影やお菓子のプレゼントで搭乗ゲート前を盛り上げた。

文:本誌編集部 写真:本誌編集部
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ZIPAIRの出発客をサンタクロースがお見送り。クリスマスを盛り上げる。

 ZIPAIRは12月25日、成田空港第1ターミナルでクリスマスイベントを実施。午前には、定刻8時55分に同時出発するソウル・仁川行きZG41便、マニラ行きZG95便の搭乗ゲート前を中心に実施。同日午後も同様のイベントが予定されている。

 このイベントは、ZIPAIR社内の「It’s ME!」と呼ばれるチームが推進して実現したもの。ZIPAIRの旅客オペレーションは、「Z_ONE(ゾーン)」と呼ばれるスタッフが客室乗務と地上旅客業務を兼務するスタイルとなっている。そのZ_ONEのスタッフによって取り組まれているのがIt’s ME!という活動だ。

クリスマスイベントに参加したIt’s ME!のチームメンバー。全員が客室乗務員と地上旅客スタッフを兼務する「Z_ONE(ゾーン)」職のスタッフだ。

 It’s ME!では、季節に応じたイベントや、やりたいことがあるスタッフのフォローを実施。イベントでは実際に運営を担っており、この日のイベントでも5名のメンバーが搭乗ゲート前でお菓子のプレゼントや記念撮影のカメラマンを務めている。また、Z_ONEのスタッフからのフライトのGood情報などを共有するなど、社外も社内も盛り上げるためにさまざまな活動を実施している。

 このIt’s MEは会社設立当初からの活動だというが、知られているとおりZIPAIR就航年はコロナ禍の真っ只中で、当初は貨物便からスタート。やっと実現した旅客便も初便の搭乗客は2名という寂しい船出となった。そうした社会情勢もあって就航からしばらくは旅客と直接触れ合うイベントは実施できなかったものの、2022年から徐々に展開。これまでハロウィンイベントや、こどもの日のこいのぼりフライト、国際女性デーでミモザの花を胸に飾っての接客など、時候に合わせたイベントを実施してきた。

チェックインカウンターのスタッフがサンタクロースの帽子やトナカイのカチューシャを着用。
ZIPAIRの案内ディスプレイにサンタクロースのイラスト。現在、期間限定で機内のヘッドレストカバーも、このようなドット絵風のクリスマスデザインになっている。

 そして12月25日のクリスマスイベントでは、カウンターでサンタクロースの帽子やトナカイのカチューシャを身に着けたスタッフが対応し、チェックインのときからクリスマスムードを盛り上げ。隣同士となったZG41便、ZG95便の出発ゲート、北ウイング22番・23番ゲート前にはサンクロースも登場した。

 このサンタクロースの中の人は、同社代表取締役社長の西田真吾氏、その人だ。といっても、社長であることは特にアナウンスされることはなく、サンタのコスチュームに、It’s !スタッフによる手作りのひげを身に着けた姿はすっかり馴染んでおり、子供はもちろん、大人も笑顔に。そんなサンタクロースと記念撮影をする人も多く、ZIPAIRでもチェキを用意し、その場で写真をプレゼントした。

成田空港内を練り歩く(?)サンタクロースご一行。
サンタクロースは子供たちの人気者だ。
特に小さな子供を連れた家族には人気を集め、記念写真を多く求められていた。
ZIPAIRがチェキを用意しており、撮影してその場でプレゼント。

 搭乗が始まるとサンタクロースは搭乗橋手前の入口に立ち、出発客に手を振り、ときにハイタッチをしてお見送り。事前にアナウンスがあったイベントではなく、旅客にとってもちょっとしたサプライズとなったことだろう。

 満席近い2つの便の乗客を見送ってオフィスに戻ろうとするサンタクロースに声をかけて感想を尋ねると、「お客さまの笑顔が見られたのでよかったです。うちのスタッフのおかげです」と自身も笑顔で、It’s ME!スタッフをねぎらった。

 今後も季節に合わせて、このようなイベントを実施していきたいとのこと。こうした便に巡り会えたら、旅の楽しさが増すことは間違いなしだ。

搭乗開始が近づくとゲートへ。
時にハイタッチをしながら、結果的に時間差での搭乗となったZG41便(ソウル行き)、ZG95便(マニラ行き)での出発客全員を見送った。
クリスマスの12月25日に日本を出発する搭乗客を、サンタクロースがお見送り。記念撮影やお菓子のプレゼントで搭乗ゲート前を盛り上げた。

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