ニュース

大韓航空のボーイング787-10、成田線デビュー。ビジネスクラスは「プレステージ・スイート 2.0」

大韓航空は、ボーイング787シリーズ最新モデルを導入し、新たにプレステージクラスのシート「プレステージ・スイート 2.0」を発表した。

文:本誌編集部
X Facebook LINE

 大韓航空は、ボーイング787シリーズの最新モデルであるボーイング787-10を受領した。登録記号はHL8515で、本日7月25日、仁川(10時10分)発→成田(12時40分)着のKE703便から運航を開始する。その後、アメリカやヨーロッパなどの中長距離路線に投入する予定だ。

 ボーイング787-10は、787シリーズ中最も長い胴体を持ち、787-9より約5m長い、68.3m。これにより、乗客数と貨物の搭載量が15%増加する。大韓航空は、航空会社としては珍しく航空機部品の製造部署を持っており、2006年からボーイング社と787シリーズの設計・製造で協力している。今回のボーイング787-10にも、大韓航空が製造した胴体後部、レイクドウイングチップ、フラップサポートフェアリングが使用されている。これにより、同社の製造・整備部門の強みが発揮されている。

 大韓航空のボーイング787-10は、プレステージクラス36席、エコノミークラス289席の合計325席で構成されている。

 今回、新たにプレステージクラスのシート「プレステージ・スイート 2.0」を発表した。これは個室タイプのシートであり、よりプライバシーと快適性を追求したデザインとなっている。座席はドア付きの個室タイプで 132cmのパーティションが装備されており、搭乗者のプライバシーを保ちつつ解放感があるオープントップとなっている。180度フルフラットシート、シート長は 198cm(78インチ)、シートピッチは117cm(46インチ)、シート幅は 53cm(21インチ)と、ゆったりとしたパーソナルスペースを確保している。

プレステージ・スイート 2.0
エコノミークラス
大韓航空は、ボーイング787シリーズ最新モデルを導入し、新たにプレステージクラスのシート「プレステージ・スイート 2.0」を発表した。

関連キーワードもチェック!