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ANA、DHC-8-400を7機追加導入決定。2025年以降順次
ANAは、新たにDHC-8-400を7機増機することを決定した。
文:本誌編集部
ANAは、新たにDHC-8-400(Q400)を7機増機することを決定した。この購入により、運航体制のさらなる強化を目指している。
今回のDHC-8-400は、De Havilland Canada社の責任下で整備・改修が実施された後に同社に引き渡されるメーカー認定中古機である。新造機と同様に一定期間のメーカー保証が付与されることが特徴であり、無事故機として導入後も10年以上の長期にわたり使用可能な機材だ。また、ANA在来機と同仕様に改修して納品されるため、既存の整備システムでの安全管理が可能となる。
DHC-8-400は、2003年11月1日に当時のエアーニッポンネットワーク(A-net)が伊丹=高知線に導入して以来、長年にわたりANAグループの国内線の運航を支えてきた。今回の追加導入は、既存機の今後の機材更新を見据えたものであり、2025年以降に順次導入される予定である。これにより、長期的視点での運航体制の構築が図られ、ANAグループ全体で利用者の利便性向上を目指していく。
DHC-8-400のスペック
全長:32.8m
全幅:28.4m
全高:8.3m
エンジン:プラット&ホイットニー カナダ社 PW150A
座席数: 74席
最大離陸重量:63,930lb(ポンド)(約 29,000kg)
巡航速度: 350kt(ノット)(約 650km/h)
運用限界高度:25,000ft(フィート)(7,500m)
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