特集/本誌より
AIRDOとソラシドエア、旅客サービススキルコンテスト「New Smile Award」を開催。一丸となって高める“おもてなしの心”
乗客を “笑顔”にし、最も輝かしいおもてなしを届けたのは
コンテストの評価として、3つの賞が授与される。各部門から「ライジングスマイル賞」、「ゴールデンスマイル賞」。そして出場者全員が対象となり、心温まる接客をした人に贈られる「ハートフル賞」だ。
今回、見事受賞したのは、「ライジングスマイル賞」は東京空港支店 岡村侑李さん、「ゴールデンスマイル賞」はソラシドエア 東京空港支店 田羽多 夏永さん、「ハートフル賞」はAIRDO 帯広空港所 櫻井いおりさんの3名。
「ライジングスマイル賞」を受賞した岡村さんは、普段の接客で意識していることとして「 “一人ひとりのお客さまに寄り添った”提案や接客をできるように心がけています」と。
「ゴールデンスマイル賞」の田羽多さんは、自身の接客を振り返って「一番はいつも通りをモットーにお客さまに寄り添い、“何を求めているかを想像”しながら、さまざまなご提案ができたらということを意識しました」と話してくれた。
「ハートフル賞」の櫻井さんは、「お客さまを“家族”と思うことをモットーにしています。自分の家族だったらどんな対応をしてあげたいかを考えています」と話してくれた。
社員全員が忘れない“おもてなしの心”は、いたるところに
最後に、コンテストの裏側について紹介したい。ロールプレイの乗客役は、各社の社員が担当しており、普段、直接乗客と関わることはない部署の方が務めていることもあるという。
今回、乗客役を担当した、ソラシドエアの地元価値共創本部に所属する舛田貴司(ますだ たかし)さんにお話を聞いた。「普段、お客さまと接する機会にない僕たちが参加することで、実際の現場が見えることにもつながり、社員一丸となって“おもてなしの心”に関わることができます。そういう意味で、楽しさややりがいがすごくあります」と話してくれた。
コンテストには、応援席が設けられており、各社から多くの社員が駆けつけていた。手作りのうちわや横断幕で、登場の際には大きな声援を送っていた。さらに、一人ひとりの参加者に手作りの応援動画も送られ、とても温かい環境の中で参加者の審査を応援していたのは印象的だった。
審査中は、ユーモアも交えた乗客の演技で笑いに包まれる一幕もあり、審査に挑む参加者もある程度の緊張感はありながらも、リラックスした“笑顔”の表情で取り組むことができたのではないかと感じた。社内の雰囲気も“おもてなし”に溢れていることがわかり、AIRDO・ソラシドエアの社員一人ひとりが“おもてなしの心”を忘れていないのだと、今回のコンテストを通じて実感した。
AIRDO・ソラシドエアの両社のサービススキルを目の当たりにして、異なる接客の中に共通していたのは、多様な乗客や状況の中でも、常に“笑顔”で向き合っており、一人ひとりに寄り添った対応をしていること。搭乗前・降機後の安心を支える旅客サービス、私たちの旅の始まりや終わりをより良い思い出にしてくれる空港には、こんなにも温かくて素敵な人たちが働いている。
関連記事
関連キーワードもチェック!
関連リンク