特集/本誌より

エアライン愛好家の祭典! デルタ航空の聖地で開催された「AI2025ATL」参加報告

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ツアーで訪問した、デルタ航空本社内にあるオペレーション コントロール センター(OCC)。

コンベンションのもうひとつの楽しみ、魅力的なツアー

 このコンベンションのもうひとつの魅力がツアーです。

 今回はミュージアム隣接地デルタ航空の本社内にある運航管理を担う心臓部、「オペレーション・コントロール・センター」(OCC)を訪問。巨大なスクリーンに映し出された毎日最大5,000便を運航する世界中のデルタ便の状況や気象情報、遅延情報などをリアルタイムで監視する様子は圧巻でした。

 また、アトランタ・ハーツフィールド空港から南に40キロの場所、グリフィン・スポルディング・カウンティ空港に隣接する「アトランタ・エア・エクスチェンジ」では、5,500平方メートルを超える敷地に、退役したビジネスジェットや小型機がズラリと並ぶ様子を見学しました。参加者たちは飛行機の保管とリサイクル現場というレアな光景を目の当たりにしたのでした。

 今年からこのツアーは抽選制になり、全ては参加できませんでしたが、他にはアトランタ空港の制限区域で写真撮影ができるランプツアーやデルタ航空パイロット訓練センター、ミュージアム内DC-3の機内探訪ツアーなど、貴重な内容のものが多くありました。

 来年の第50回となる記念大会は、2026年6月24日から27日までコロラド州デンバーで開催されるとのこと。土地柄を活かしたユナイテッド航空の訓練施設やフロンティア航空の本社訪問など、ファンを唸らせるようなツアーが設定されることを楽しみにしています。ホームページでは既に登録も始まっています。

 同様の催しは欧米ではポピュラーであり、そのためにあえて遠くに出掛けるという楽しさもありますので、一度参加されることをお勧めします。

(詳しくは以下へ)
World Airliners Historical Society ウェブサイト

Airliners International 2026 Denver ウェブサイト

ツアーで訪問したアトランタ・エア・エクスチェンジにて部品取りや解体待ちの機体たち。
開催地となったデルタ航空の本拠地、ハーツフィールド・ジャクソン・アトランタ国際空港では撮影も楽しみました。ルネッサンス・コンコースホテルから見えるボーイング767-400(N826MH)の離陸を260㎜相当の望遠レンズで。
この夏、エアラインファンにとっての夢の祭典、「エアライナーズ・インターナショナル2025 アトランタ」(略称:AI2025ATL)に参加してきました! このイベントは、ワールド・エアライン・ヒストリカル・ソサイエティ(WAHS)が主催し、毎年初夏に北米の異なる空港近隣で開催されるコンベンションで、今年はデルタ航空の本拠地ハーツフィールド・ジャクソン・アトランタ国際空港に隣接する、デルタ・フライト・ミュージアムが会場となりました。

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