航空旅行

台湾航空業界の新星、スターラックス航空のビジネスクラス体験

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機内食の事前予約は全乗客が可

 離陸すると楽しみな機内食の時間が始まる。ビジネスクラスのメニューは和洋3種類からの選択で、いずれも前菜からデザートまで続くしっかりとしたコース料理だ。器のデザインにもこだわりが感じられ、味だけでなくヴィジュアルからも食欲をそそる。
 そして飲み物のラインナップが凄かった。シャンパン、赤白2種類ずつのワイン、ポートワインの他に、ウィスキーやビールなどの銘柄はいずれも複数用意。カクテルはノンアルコールも含め16種類もあった。さらにアルコールでは純米大吟醸の日本酒の用意もある。
 ソフトドリンクでも、スペシャルセレクションとして特製の人参ミックスジュースと、北海道産小豆を使ったドリンク、コーヒーはイタリアのイリーと台湾で人気の「一街咖啡(St.1 Café’)」が、豆の選別から焙煎、粉砕、包装に至るまで、スターラックス航空専用にカスタマイズしたという銘柄もあった。いずれにせよドリンクだけでメニューカードの12ページも割いていたのである。日本〜台湾間のフライトでこの種類は驚異的と言えるだろう。
 また、機内食の特徴の一つが、エコノミークラスも含め、全乗客がメニューを事前予約できる点だ。出発の24時間前までウェブサイトから受け付けている。ベジタリアンなどの特別機内食ではない通常のメニューが、エコノミークラスも含めて事前予約できるエアラインは他にあっただろうか?とりあえず私の記憶にはない。
 こんな感じで機内食だけでも書くことが多すぎて、あっという間に紙幅が尽きてしまった。JX801便は、まもなく桃園空港に到着である。

japanese
取材時の和食は見た目も美しい「季節の肴盛り合わせ」がメイン。山菜の炊き込みご飯もついて、純米大吟醸の日本酒「梅錦」も用意されている。
western
取材時の洋食のメインの一つが「ニュージーランド産牛ほほ肉とオルゾパスタ、トリュフとマッシュルームのソース」。アペタイザーは「シーフード バジル風味、野菜のクスクス」。もう一つのメインは「フレンチ風チキン、テルミドール、ポレンタ、季節の野菜」だった。
carrot
スペシャルドリンクの一つである「にんじんミックスジュース」。砂糖、香料、保存料を一切使用していない、にんじん本来の甘さを感じられるジュースだ。
販売開始は9月24日(火)から、ツーリズムEXPOに合わせセール開催!

 10月28日〜29日の2日間、東京ビッグサイトで開催される「ツーリズムEXPOジャパン2024」を記念して、スターラックス航空では台北行きの航空券が47,480円〜から買えるセールを開催します。販売期間は明後日、9月24日0:00~10月2日23:59まで。プロモーションコード「JPEXPO24」を入力することで、日本発の台北・台中線は10%、ロサンゼルス・サンフランシスコ・シアトル線は15%割引となります。スターラックス航空が気になっている皆さんはこの機会に飛んでみてくださいね!

身近な海外として人気なのが台湾です。 異国情緒が感じられるのはもちろんですが、小籠包やタピオカ、台湾カステラなどグルメも魅力的ですよね。 そんな台湾に2020年に誕生したエアラインがスターラックス航空です。 ハイクオリティなサービスを売りにしており、『航空旅行』でも取材しましたが、そんなスターラックスのビジネスクラスのフライトを、 『vol.44』で掲載した記事を再編集してお届けしましょう。 ※この記事は『航空旅行vol.44』(2023年1月発売)から抜粋・再編集したものです。

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