これがカタール航空の新しいビジネスクラス、「QスイートNext Gen」だ!
こちらのAIRLINE webでも予告していたカタール航空の新しいビジネスクラス「QスイートNext Gen」が、予定通りファーンボロエアショーで発表されました。
空の旅をテーマにする小誌『航空旅行』ですので、これまでさまざまなシートを見てきましたが、“まだこんな進化ができるのか”と驚きの連続です。
“4人部屋”はさらに部屋としての完成度がアップ
まず、注目したいのは、「Qスイート」と言えば1-2-1の横4席で並ぶシートのうち、中央列の前後向きで並ぶ2席のシートが、間にある個人用モニターをスライドさせることで“4人部屋”を作ることができる機構です。「Qスイート Next Gen」でも、もちろんこの機構は踏襲されたのですが、さらに4人のコミュニケーションがとりやすくなりました。
このテキストの下にある写真を見ていただきたいのですが、既存の「Qスイート」(写真上)では、間にあるモニターを横にスライドさせるだけで、4人部屋にはなっていますが、対面に座っている人はモニターが障害となって、“顔が見えないわけではないけれど、はっきり見えるわけではない”程度でした。一方で「Qスイート Next Gen」(写真下)は、モニターをスライドさせるだけでなく、壁側にピタリと畳むことができるようになりました。比べてみると一目瞭然ですが、“4人部屋”としての一体感、完成度はかなり上がったと言えます。モニターを壁側にしまえるので、テーブルも広くなっています。
この部屋になる機構は、「Qスイート」ではできなかった窓側の席でもできるようになりました。やはり前後向きに並ぶ2席の間にあるモニターを壁側にしまうことで、“2人部屋”を作ることができます。
ビジネスクラスなのにファーストクラス以上?
現在、発売中の『航空旅行2024 FIRST HALF』でも、成田〜ドーハ線の「Qスイート」のフライトレポートをお届けしていますが、その特徴はビジネスクラスでありながらファーストクラスのようなサービスを展開しているところです。このサービスポリシーはもちろん「QスイートNext Gen」でも維持されますので、もしかするとビジネスクラスなのに、ファーストクラスを上回ってしまうような印象を受けるかもしれません。
「Qスイート Next Gen」、早く乗ってみたいと思うわけですが、搭載初号機になるのは2025年までに導入される予定になっているボーイング777-9からとのことです。日本路線への投入も期待したいですね。
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