旅の予算で無視できない燃油サーチャージ(2024年6~7月)
JALとANAは、2024年6月1日から7月31日までの発券分に適用する燃油サーチャージ(正式名称「燃油特別付加運賃」)を発表しています。
4〜5月よりも値上がりです。
文:『航空旅行』編集部
欧米線は片道35,000円へ値上がり
JALとANAは、6月1日から7月31日までに発券される国際線航空券に適用する燃油サーチャージを発表しています。
JALの燃油サーチャージは直近2カ月間の燃油市況価格平均に基づき決定しますが、今回の基準となる2024年2月から3月のシンガポールケロシン市況価格2か月平均は1バレルあたり102.81米ドルで、これに同期間の為替平均1米ドル149.52円を乗じたシンガポールケロシン市況の円貨換算額は15,373円となり、適用される燃油特別付加運賃は同社のホームページで公開されている条件表のZone I(14,000円基準)からZone J(15,000円基準)の金額になります。
ANAも改定時点における直近2ケ月のシンガポールケロシン市場価格の平均価格に、同期間の為替レート平均を掛け合わせた価格を適用しています。
すでに燃油サーチャージは高い水準にありますが、4〜5月に比べると、JAL、ANAともに欧米線では片道あたり2,000円の値上がりとなり、35,000円です。往復では7万円ですので、無視できない金額ですよね。一方で、カタール航空やシンガポール航空、ニュージーランド航空、カンタス航空、ジェットスター、フィジーエアウェイズなど、燃油サーチャージを設定していないエアラインもありますので、旅のプランニングをするときはこのようなところもチェックしたいところです。
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