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大韓航空、アシアナ航空とのマイレージ統合案を公正取引委員会に提出

大韓航空は、アシアナ航空との統合後マイレージ制度の運用方針を公表した。

文:本誌編集部
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KE25020

 大韓航空は9月30日、アシアナ航空との統合後におけるマイレージプログラムの統合案を、韓国公正取引委員会へ提出した。承認を得たのち、段階的に統合手続きを進めていく計画だ。

 統合後10年間は、既存のアシアナ航空の「アシアナクラブマイレージ」を「旧アシアナマイレージ」として維持し、大韓航空の「スカイパスマイレージ」とは別に運用。その後、スカイパスへ統合する見通しだ。

 フライトおよび提携先で新たに積算されるマイルは、統合後すべてスカイパスマイレージとして付与。旧アシアナマイレージは、アシアナ航空の控除表に基づき、大韓航空運航便の特典航空券やアップグレードに利用可能。大韓航空ウェブサイト上で航空券購入時の「複合決済サービス」や、マイレージショッピングでの利用にも対応する。マイルは、任意のタイミングでスカイパスマイレージに転換可能で、転換比率は搭乗マイルが1:1、その他提携マイルが1:0.82の比率で移行できる。統合後10年の時点で全マイルがスカイパスへ転換される。

 既存のアシアナエリート会員については、プラチナやダイヤモンドプラスなどのランクに応じて、大韓航空の類似ステータスへ自動的にマッチングされる。さらに、特典区分の細分化を目的に新ステータス「モーニングカーム・セレクト」の新設が発表された。

 統合後はマイレージ利用可能路線も拡大する見通しで、2024年12月基準で大韓航空が単独で運航する59路線、アシアナ航空の13路線が対象となる。

エリート会員再審査イメージ
大韓航空・アシアナ航空マイレージ統合イメージ

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