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広島空港、旅客ターミナルビルの増築改修工事を着工。開港以来最大規模の工事に
広島空港は、旅客ターミナルビル本体・西側の増築改修工事を着工する。商業エリアもリニューアルされ、全工事完了は2027年3月を予定している。
文:本誌編集部

広島国際空港株式会社は、広島空港旅客ターミナルビルの増築改修工事を着工した。今回の工事は、2024年12月に完成した東側増築に引き続き、旅客ターミナルビル中央吹抜け部・西側への増築および改修を行なうとともに、商業エリアをリニューアルする。
今回の工事により、路線数および旅客数の増加に対応することで、さらなる利便性向上につなげていくという。なお、2027年3月の全工事完了を予定しており、1993年の広島空港の開港以来、最大規模の工事となる。
商業エリアを大幅にリニューアルし、しまなみ・まちなみ・やまなみの3つのエリアとして、新たに生まれ変わる。店舗数は現在の25店舗から約40店舗と増加。さらに、フードコートもリニューアルし、広々とした快適な空間へと刷新する。
その他、免税店は面積を3倍に拡大し、国内線および国際線の利便性向上に向けて様々な改修が行なわれる。


国内線保安検査場へのスマートレーン導入や、旅客ターミナルビル中央吹抜け部増築による国際線保安検査場の移設・拡大で利便性を向上。国内線待合室の増設、国際線チケットカウンターの増設、国際線待合室の増設、搭乗ゲートの整備(8番スポットのマルチスポット化)、館内エレベーターの増設などを実施することで、キャパシティ増強を図る。
また、到着ロビーは国内線、国際線で一体化し、バスやタクシーなどの二次交通への乗り継ぎ利便性向上や、観光情報などの発信機能強化を図る。
このほか、ビジネスジェット利用者専用施設も整備される。

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