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酷暑といわれるような日には、人間だけでなく飛行機も苦しい。空気密度が小さくなると翼に発生する揚力は減るし、エンジンの性能も低下してしまう。
空気は温めると膨張し、密度が下がって軽くなる。それを利用しているのが熱気球で、ヘリウムのような特別なガスではなく普通の空気を温めるだけで飛んでいる。
標高の高いメキシコシティから日本へのノンストップ直行便を開設するために、使われる787には通常よりも推力の大きなエンジンが装備された。
日本で定期便が就航する飛行場としては最も高所にあるのは松本空港だ。標高は約660mで空気密度が低い上に周囲に高い山があるというむずかしさがある。
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飛行機は暑さが苦手…機体の性能にかかわる空気密度 ~ 連載【月刊エアライン副読本】