2月17日に開港20周年を迎えるセントレア。開港前は建設コストの大幅削減で注目を集め、開港後は商業施設の売上やテナント料などの「非航空収入」を極大化する戦略が、各地の空港運営にも影響を与えるようになった。
和風の「ちょうちん横丁」と洋風の「レンガ通り」の街並みが広がる商業ゾーンの「スカイタウン」。空港自体が観光地化しており、航空旅客以外の一般来港者も大勢訪れる。
航空ファンにフレンドリーなセントレア。スカイデッキには撮影しやすいワイヤーフェンスを初めて採用したほか、子供や車椅子利用者でも眺めやすいよう手すりを低くしたビューポイントも設けている。
中京圏の航空機メーカーで製造された787の大型コンポーネント積み出し基地になっている縁で、ボーイングが貴重な初号機を寄贈。複合商業施設「フライト・オブ・ドリームズ」に展示され、無料で見学できる。